Steam版モンスターハンターライズにおすすめのPC探し
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※注意※
当記事にて述べられた内容については投稿者が調べたものになります。
各々の環境にて同様の動作を保証するものではありません。
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[追記履歴]
11/13:Intel第12世代とメモリについて追記しました。
※無断転載厳禁
※動画版はこちら(Youtubeリンク)
0.前置き
先に述べておきますが、自作PCを嗜む方より初めてPCを買う方向けになります。
Steam版モンスターハンターライズ(以下MHRISE)のDEMO版(体験版)があり、実際にプレイした感想を述べていきます。
・60fps以上でプレイするアクションゲームは快適
Switch版はSwitchの性能に合わせてソフトウェア側で上限30fpsが設けられており、3DSよりフレームレートが落ちていました。その点が改善され高フレームレートで動くモンスターの動きは圧巻です。
・入力遅延を感じない
上記の弊害かもしれませんが、Switch版を初めて触ったとき明らかに体感できる程の入力遅延が存在しました。その点は解消されレスポンスが良くなり、より思い通りにキャラクターを操作できるようになっています。
・高画質/4K
モンスターハンターワールド(以下MHW)の続編ということで購入した層が気になったと思われる画質の劣化(というよりモデリングが荒くなった)、ハードウェアの壁は大きいため現状のSwitchでは実現不可能でした。ここもSteam版になることでMHWに近い映像美を体験できるようになり、より没入感を得ることができるようになったと思います。
もはやSteam版を前提に作られていたのではないかと思わされるような改善ぶりに何とも言えない気持ちにはなりましたが、これは多くのプレイヤーに体験して欲しいと言わしめる『良さ』が詰まっているので、この機会にPCを買いプレイしてみてほしいと思います。
ちなみにそれなりにローエンド構成のPCでもPS4版MHW超え、ミドルレンジ構成のPCでPS5版MHW超えなのでMHRISEのついでに楽しむこともできます。
目次
1.Switch版とSteam版の画像による比較
2.検証内容
3.検証結果
4.検証結果に基づくおすすめの構成
(i) グラフィックボード(GPU)
(ii) CPU / CPUクーラー ※11/13追記
(iii) ストレージ(SSD/HDD)※未記述
(iv) メモリ ※11/13追記
(v) その他(マザーボード/電源/ケース)※未記述
5.メーカーの選び方や購入時期など(雑記) 11/13追記
1.Switch版とSteam版の画像による比較
GIFによる画像切り替えにて比較を行います。
順番は
①Switch版 → ②SteamFHD[中] → ③SteamFHD[高] → ④SteamUHD[高]
ここで注目するべき点は遠方の描写です。
①→④にかけて遠目にある地面や岩肌のきめ細やかな質感をリアルに表現されていることがわかります。
プレイヤーはゲーム中進行方向の道やモンスターであったりと、実は遠目を見る機会は多いので、普通にプレイしていても無意識に綺麗さを感じられると思います。
被写体深度を設定して遠くを没入感があるかは…人によるかしら。
2.検証内容
検証内容は以下の条件にて比較・検証を行います。
(1) 解像度設定3種 × グラフィック設定3種のフレームレート比較
… 画質による影響の数値化を目的とします。
(2) 解像度FHD × グラフィック設定中の『録画及び配信』中におけるフレームレート比較
… PCゲームと録画配信の同時負荷環境による影響の数値化を目的とします。
また、検証に使用した機材は下記の通りです。
GPU:
1.Radeon RX5600XT (Sapphire製)
2.Geforce RTX3060Ti DUAL MINI (ASUS製)
3.Gigabyte Geforce RTX3080 VISION OC (Gigabyte製)
4.Geforce RTX 3080Ti HOF (玄人志向製)
CPU: AMD Ryzen9 5900X
CPUクーラー: Deepcool AS500 PLUS WH
マザーボード: ASUS PRIME X570-PRO/CSM
メモリ: Corsair DOMINATOR PLATIMUM RGB DDR4-3600 8GBx4
SSD: WD Black SN850 1TB
電源: SuperFlower LEADEX PLATINUM SE WHITE 1000W
ケース: Fractal Design Define 7 Compact
CPUがハイエンドのため、RX5600XTと3060Tiの結果が若干高めに出る可能性があります。
3.検証結果
(1) 解像度設定3種 × グラフィック設定3種のフレームレート比較
検証結果を比較のグラフにまとめたので並べていきます。
条件:ガルクに乗り初期BCからエリア1→エリア3→エリア7と走って移動
max: 出発してから観測した最大フレームレート
エリア1: エリア1中の平均フレームレート(5ずつ変動)
エリア3: エリア3中の平均フレームレート(5ずつ変動)
min: 出発してから観測した最小フレームレート
条件1. FHD(1920x1080)、グラフィック設定[低]
条件2. FHD(1920x1080)、グラフィック設定[中]
条件3. FHD(1920x1080)、グラフィック設定[高]
条件4. WQHD(2560x1440)、グラフィック設定[低]
条件5. WQHD(2560x1440)、グラフィック設定[中]
条件6. WQHD(2560x1440)、グラフィック設定[高]
条件7. UHD(3840x2160)、グラフィック設定[低]
条件8. UHD(3840x2160)、グラフィック設定[中]
条件9. UHD(3840x2160)、グラフィック設定[高]
※3080Tiが3080と同じ挙動を示した条件では省略しています
これらの結果から各設定の特徴について見ていきます。
・グラフィック設定[低]
画面サイズに関わらず高フレームレートを出すことが出来ます。
ただし、WQHDとUHDの低設定は画素数を上げている意味があまりなくなってしまうので微妙ではあります。
FHDの低設定はSwitch版以下の画質ですが高フレームレートを維持できるのでタイムアタック目的ではありかもしれません。
・グラフィック設定[中]
軽いPCゲームで観測される順当な負荷がかかっている様子。
そして重いエリアと軽いエリアの差が大きいと感じます。
細かく描写するオブジェクトが視界に入ると負荷がかかるので水没林のフレーム落ちが心配になります。
・グラフィック設定[高]
FHDですらかなり重たくなる割に画素数を上げたときよりも綺麗になったと感じづらい設定です。
全体的に重くなるおかげか、フレームレート自体のブレは少ないような印象です。
UHDの高設定は他設定とは別次元の美しさになります。UHD専用設定と言ってもいいかもしれません。
・画素設定
FHDはともかくWQHDもかなり軽いです。PCゲームでWQHDが流行る理由がわかったような気がします。
(2) 解像度FHD × グラフィック設定中の『録画及び配信』中におけるフレームレート比較
検証結果を比較のグラフにまとめたので並べていきます。
条件: 録画及び配信のエンコーダはGPUを利用する設定とする
Geforce: NVENC H264 / Radeon: H264/AVC Encoder
録画設定: ビットレート12000Kbps、プリセットMax Quality
配信設定: ビットレート9332Kbps、プリセットMax Quality
他条件は(1)と同様です。
条件1. GPU: Radeon RX5600XT
条件2. GPU: Geforce RTX3060Ti
条件3. GPU: Geforce RTX3080
→条件2と同様の結果のため省略
条件4. GPU: Geforce RTX3080Ti
→条件2と同様の結果のため省略
これらの結果から、フレームレートに対する影響は5~10%程度であることがわかりました。
設定によって負荷は変動するので設定を落とすことでフレームレートへの影響を抑えることは可能でしょう。
4.検証結果に基づくおすすめの構成
(i) グラフィックボード(GPU)
筆者の現状出す結論は下記の通りです。
・FHD、グラフィック設定[低]~[中]でプレイする
→ GTX1660SUPER
RX5600XTより5%程度フレームは落ちますがコスパの良いローエンドモデルです。
またCPUもローエンドモデルを選択できるため総合的にも安価でまとまります。
但し、MHWではPS5程の性能を期待できないためその点は注意。
最大消費電力は150W程度。
・FHD×グラフィック設定[高]~UHD×グラフィック設定[中]でプレイする
→ RTX3060Ti
ミドルレンジクラスの代表格であり、MHWを始め多くのゲームにも対応できるモデルです。
ゲーム性能のみならずワットパフォーマンスも優れた筆者大好きのGPUです。
最大消費電力は200W程度。
同じミドルレンジクラスには『RTX3060』『RTX3070』がありますが…
『RTX3060』は『RTX3060Ti』の一つ下のクラスで、性能は15~20%ダウンと、流石に貧弱さを感じるため個人的にはおすすめしていません。
『RTX3070』は『RTX3060Ti』の一つ上のクラスで、性能差は10%前後アップで、ワットパフォーマンスも悪くないためおすすめしたかったですが、価格の高騰具合が気になるGPUです。資金に余裕があるならちょっと奮発して選択するものあり。
・UHD×グラフィック設定[高]でプレイする
→ RTX3080
MHRISEであれば『RTX3070』や『RTX3070Ti』でも良さそうですが、水没林など高負荷マップを考慮した場合、このクラスであれば安心できます。
その代わりにワットパフォーマンスは最悪で、その消費電力は350Wほどにも及びます。
とにかく性能が欲しいという方向け。
ちなみに『RTX3080Ti』はオーバースペックでほぼ性能差を感じることが出来ませんでした。
AMD製GPUであるRadeonについても言及したいところですが、サンプル不足のためここではおすすめとして挙げるのは控えさせていただきます。
(ii) CPU / CPUクーラー 11/13追記あり
CPUは基本的にGPUの性能を引き出せるものを選ぶ必要があります。
いくら強いGPUを選んでもCPUがボトルネックとなっては意味がありません。
(i)にておすすめしたGPUに見合ったCPUを並べていきます。
・GTX1660SUPER →
Intel: corei5 10400(F) or 11400(F)
・RTX3060Ti →
Intel: corei7 10700(K)(F) or corei7 11700(K)(F) 以上
Intel: corei5 12600K(F) ←new!!
AMD: Ryzen5 5600X 以上
・RTX3080 →
Intel: corei9 10900(K)(F) or 11700(K)(F) 以上
Intel: corei7 12600K(F) ←new!!
AMD: Ryzen7 5800X 以上
Intel製CPUの(K)はオーバークロック可能なモデルで全コアフル性能が出せ、ゲームへの影響も多少あります。(F)は内蔵GPUなしモデルを表し、通常モデルはGPUが使用できなくなった際に代わりに映像を出力出来ますが、F型番はそれが出来ません。
(11/13追記)
Intel第12世代は1コアあたりの性能が大きく向上し、前世代最高の11900Kより性能が高いという恐ろしい情報が出ています。メモリ関係で完全にゲームで一択の状態とはなってはいないものの、今後周辺部品の成熟でIntel12th一択になりそうです。成熟する頃には新しいRyzenCPUが出ている可能性もありますが…。
(iii) ストレージ(SSD/HDD)
後日追記
(iv) メモリ 11/13記述
メモリは大体下記のように分類されます。
○大分類 … インターフェース(物理的に大きさが違う)
・DIMM … 主にデスクトップPC用。
・S.O.DIMM … 主にノートPC用。
○中分類 … 規格(若干形が異なり互換性が無い)
・DDR4 SDRAM …
ここ最近までの主流メモリ。発売されてから数年経ち成熟している。
・DDR5 SDRAM …
11/4に発売された新しいメモリ。可能性の獣。
○小分類
容量(○GB)、クロック(○MHz)、メモリタイミング(○-○-○-○)
DDR5メモリは現在Intel第12世代のマザーボードにしか実装できないため、Intel第11世代(corei 11000台)以前やZen3(Ryzen5000台)以前を選定する場合は必然的に"DDR4"を選択することになります。
『容量』は普通にゲームで遊ぶ分には16GBあればあまり困ることはありません。
動画編集等する場合はそれ以上を積むと安心できます。
『クロック』は高ければ高いほどフレームレートが高くなる傾向にありますが、安定性の面やメモリタイミングとの絡みがあるため、DDR4であれば2666~3200MHz辺りが一番安定して使用できます。DDR5は選択肢が無いため省略。
『メモリタイミング』は非常に沼の要素で説明が難しいため省略します。そこまで大きな差は生まれません。生まれるかもしれませんが。
Intel第12世代を利用する場合、マザーボードによってDDR4とDDR5のどちらかにのみ対応しているため、仕様を確認して購入する必要があります(基本的にローエンドがDDR4、ミドルレンジ~ハイエンドがDDR5対応の模様)。
>>DDR4とDDR5の比較について…
ゲーム性能は現状高性能(高クロック)のDDR4に軍配が上がることが多いようです。
メモリタイミングが悪さをしているとは言え将来的にはDDR5が成熟していくことで解決していくので次の買い替えが一式総取替であればDDR4、一部アップデートを検討している場合はDDR5でも良いかもしれませんが、、、DDR5は流通量が少なすぎて売られていません。
(v) その他(マザーボード/電源/ケース)
後日追記
5.メーカーの選び方や購入時期など
この項はほぼ雑記みたいなものなので話半分でお願いします。
(i)メーカーの選び方について
・キャプチャボード(以下キャプボ)にてコンシューマ機の映像を入力したい方
Intel製CPUをおすすめします。
理由はキャプボの相性問題です。
キャプチャボードを出しているブランドで名を知られているところを挙げると主に3社。
・AVerMedia
・Elgato
・I-O DATA
そのうちAVerMediaの外付キャプボは公式でIntel製USBポートの使用を推奨しています。
筆者の使用している外付キャプボ(AVerMedia GC550)はAMD環境では使用できませんでした。
他にもElgatoの外付けキャプボはRyzenとの相性が悪いとの話を耳にします。
内蔵キャプチャボード(pcieスロットに差し込むタイプ)は相性問題が起きにくいため、そちらを利用する方はどちらを選択しても問題ありません。
筆者の使用している内蔵キャプボ(Elgato 4K60Pro)をAMD環境で使用していますが問題なく動作しています。
上記を踏まえた上でCPUを選択すると良いかと思います。
(ii) 購入時期について
・CPUについて…
Intel及びAMDは2021年末から2022年初頭にかけて新アーキテクチャ設計のCPUを発売する予定のようです。少なくともIntelは2021年11月に12600K/12700K/12900Kを発売、2022年にKなし及びローエンドモデルを発売するようなのでそれを待っても良いかもしれません。AMDは情報収集不足でよくわかりません。
(11/13追記)
Intel第12世代が発売され、各方面からのレビューを見た感想を述べます。
強い。ただし流通量が少ない。主にDDR5メモリ。
corei5の12600Kですらcorei9 11900Kを超えるポテンシャルがあり、CPUだけ見るなら現状ゲーム用途では最強に見えます。CPU単体の価格も通例通りで変動が少ないのも好印象。
但し、マザーボードとDDR5メモリが非常に高価で、かつDDR5メモリに関しては流通量があまりにも少ない。物を売るってレベルじゃないとはこのことです。
値段と流通が落ち着くまで様子見が吉ですが、買えるのであれば買ってもよい性能があるため、PC新調に際して検討するのは大いにあり。多分私も買います。
ちなみに現状のゲーム最強機はIntel第12世代にDDR4対応マザーボードにOCメモリを積む組み合わせになりそうです。
・GPUについて…
現在全てのGPUの高騰が続いています。原因の一つである半導体不足は2022年末に完成するとされる工場建設後まで続くとされているため、ある程度波があるにせよこの高騰はしばらく落ち着く様子を見せないと言われています。
BTO(受注生産PC)で購入予定の方はそこまで気にするところではありませんが、自作をする予定がある方は苦しい状況は続くでしょう。
今のGPU事情はかなり異質で、RTX3000シリーズにせよRX6000シリーズにせよ、発売日が一番安いという状態が続いています。
2022年初頭にRTX3000シリーズのSuper版(無印のちょい強化版)の発売が噂されているため、それを狙ってみるのも良いかもしれません。
(iii) デスクトップPCとノートPCの違い
デスクトップPCとノートPCに根本的な違いはありませんが、GPUに関しては同一型番でもノートPC用の方が性能が低く作られています。CPUは別型番として存在していますが、GPUは何故か同一型番という点に注意しましょう。今回の検証は全てデスクトップPCの検証になります。
調べた情報はもっとありますが、無駄に情報を並べてもわかりにくくなるだけだと思い、掻い摘んだ内容となってしまいましたが、PC選びの参考になれば幸いです。
書き足したい内容もあるので随時更新するかと思います。
ご質問等あればTwitterにお願いします。
筆者:とよしき(@Toyoshiki14)











